Published in Asahi Camera, November 1972
写真作家シリーズ 深瀬昌久『歩行者天国』(「東京新聞サンデー版」昭和47年4月23日)
見渡す限り人がいます、見渡す限り自動車がいません、ここ東京の銀座通り、お天気のよい日曜日のただいま午後一時ちょっと過ぎ、どの人も、この人もうきうきと、どの店も、あのデパートもうれしそうなのはなぜでしょう? 解答はズパリ
山岸章二『作品解説』(深瀬昌久『遊戯』1971、中央公論社)
屠 62年から63年にかけて、深瀬昌久はよく芝浦の屠殺場へ通った。 その第一期は個展「豚を殺せ」の制作のため。第二期は出産直後の、まったく突然で動機もわからぬ幸代の家出のあと、痛む心をまぎらわすためにか、毎朝一番電車で練
深瀬昌久『振幅がもたらす個人的な立場』(「foto CRITICA」1号、1967年)
写真を撮る立場とそれを編集する立場についてですが、正直に言ってぼくは、よく言われているようなカメラマンとエディターとの対立ということは、余り感じたことはありません。エディターによって写真の順序が変えられて、ストーリないし