深瀬昌久『久し振りの多重露光 だが、一回きりにしようと思う』(「カメラ毎日」1980年3月号、撮影記「烏・夢遊飛行」)

 かねてから興味あるアメリカ写真家の一人だったJ・N・ユールズマンの個展が、昨年10月に私の母校日大芸術学部で開かれたので見に行った。彼の写真はすべて暗室の合成技術によって作られたもので、私には写真そのものよりも、そのマ

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WORKSHOP寫眞學校 入学案内書(1975)

深瀬昌久  世の中シラケて面白くもないので、〝私が写真である、そして世界は写真のように謎に満ちている〟などと面白がって、他に出来る商売もなさそうなので、一生懸命写真をうつしている。  ぼくは田舎の写真屋に生れたために、氷

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