風雲現代刺青伝

——そして24歳で初の刺青を入れると……。葛藤はありました?
やっぱりありましたよ。刺青なんか入れたらマズイなぁ、でも入れてみたいなぁって。結局、「やっちゃたいなぁ」が勝ってしまって(笑)。それ以前にも時々、自分で針やペン軸を使ってやったこともありましたけどね。
——一番最初に入れたのはどれですか?
(左上腕部を指して)これが最初。〝菊〟です。自分はヤクザじゃないので、彼らが入れるような刺青とは違って、キレイなものがいいかなと。おどろおどろしいのを彫ると、どうしても勘違いされちゃいますからね。(菊の刺青を入れて)もう30年以上経ってるから、絵は少しぼやけてきています。


最初に入れたという、菊の刺青

——それにしても見事な総身彫りですね。これはどの方が彫られたのですか?
これは名古屋の彫鉄さんです。それから彫鉄さんの弟弟子、彫政さんにも彫って頂きました。彫国一門ではよく似た形の彫り方をされるお二人なので、違和感なくやってもらえました。右足の龍は彫鉄さん、左足の龍が彫政さんです。


左右の足に彫られた龍