サイケデリックなドラッグ仙人のワナ

——やあ、ロー。さっそくだけど、ローの写真を見て僕が抱いた印象はこんな感じ。「すごく知的かつオシャレで、だけどどこかブラック」。キミもとてもジェントルマンだけど、なーんかブラックな臭いが漂ってくるんだよね。てことはつまり、インテリが色々ワルいこともやってきた結果、賢さも身につけて出来上がったのがキミの写真。そう思っていいかな?
ロー:ハハハ! キミが抱いた印象というのは、実に的を得ている。たしかに悪いことは昔よくしてたよ。
両親が信仰深い人たちだったから、幼い頃こそ悪いものに手を出すことはなかった。だけど高校に入ってから、酒やドラッグに手を出し始めたね。そのあとフロリダ州の州立大学に入ったんだが、その頃はコカインやLSDにハマった。最終的にはリハビリセンターに入院しなくちゃならなったほどだ。

2-12
『Goodnight Flowers』

——ワオッ。その頃も写真は撮ってたの?
ああ。その頃はラリー・クラークが撮ったような、友人がドラッグをキメる様子なんかを撮ってたよ。もちろんアート・フォトも撮っていた。コンセプチュアルなものとかね。
ひとつ例に挙げると、1度火事にあって廃墟になったビルがあったんだが、そこで見つけたカレンダーにラッカーを塗って光沢をつけたあと、それをまた木に取り付けたりだとか。そういったフォーク・アートをよくやっていた。